Still…

 

 

「まだこの恋は生きているんだ」

 

この歌声は僕に訴えている

「君はまだあの人に恋をしている」と

もう忘れたはずの想いなのに

このメロディが私に思い出させる

 

たくさんの音符に乗って

星くずたちを夜空に散りばめた様な

そんなメロディが奏でられ

誰もが憧れるような世界に包まれる

 

このFantasyの中で

私は終わったはずの恋に悩まされ

自ら問い続けそして

うなずけない現実に首を振っている

 

「君の本当のSweet は誰なの」

切ないメロディで部屋中に響く音

その音を追いかけた先にはいつの間にか

沈みかけた優しい夕陽があった

 

切なさが僕の心のスクリーンに

あの人の面影を投写した

僕は高鳴る鼓動を

どうにもできず涙を一粒こぼした

 

僕はまだあの人を想っているのか

昔の恋と思い込んで

僕は逃げていただけなのだろうか

こうして心は揺れるだけ